ハロー、スティーブです。
「バブアー(Barbour)」といえば、クラシックで味わい深く、雨にも強いワックスジャケットが大正義の英国ファッションブランド。
僕自身もがっつり愛用中です。
ですが!
「バブアーを買ったけど、ぶっちゃけ後悔してるんだよな……」という声も少なくありません。
そこで実際にバブアーを長く着てみて感じた、買って後悔する前に知っておくべき5つのデメリットと対策を紹介します。
これらをあらかじめ知っておけば、決して後悔しない買い物ができるはず。
バブアーの購入を考えている人、欠点を含め、バブアーのリアルな評判や評価が知りたい人はぜひ参考にしてください。
バブアーを買って後悔する前に知っておくべき5つのデメリットとは?
1. 臭いやオイル移りが気になる
バブアーのワックスジャケットで気になるのはやはり、臭いやオイル移りが気になることでしょう。
とはいえ、そもそも最近発売のジャケットはオイルの種類が昔と違うので、臭いがかなり抑えられています。
またオイル移りに関しても、購入した直後はともかく、オイルが抜けるとほとんど他の衣類やカバンにも移りません。
実際、僕のワックスジャケットの表面をキッチンペーパーでこすってみましたが、やはりオイル移りはありませんでした。なので、バッグを肩にかけたりリュックを背負ったりしても、目に見えてわかるほど汚れることはないと思います。
ただ、それでもやっぱり多少の臭いはするし、触れた指は少しだけしっとりします。また、自分自身は何とでもなるとしても、周囲の人たちに臭いやオイル移りを気にさせてしまうのはちょっと気が引けるところです。
では具体的に、どれぐらいの距離でどれぐらい臭うのかですが、
「真横に立つとある程度臭う感じ」
ですね。お店で隣席まで臭ったり、ということは、かなりのヴィンテージバブアーでもない限り大丈夫だと思います(たぶん)。
なので、特に個人的に気をつけるべきは、
- 電車やバスに乗ったとき
- 自動車に乗ったとき
ですね。
何しろ「バブアー」で検索すると「電車 迷惑」というサジェストが出るぐらいなので、これは皆さん気になるところだと思います。満員電車やバスで他人の服に密着してオイル移りさせてしまうのも、さすがに申し訳なくなりますしね……。
自動車の車内も、やはり周囲に臭いを気にさせてしまうでしょう。さらにバブアーを着たまま席に座ると、車のシートにオイル移りさせてしまうかもしれないので、充分ご注意をば。
2. 着心地が重くてごわつくクセがある
バブアーのジャケットは古式ゆかしいオイルドコットンを使用しているので、ナイロンやポリエステル製のアウターにくらべてずっしりとした重みがあり、さらに着心地もごわごわと硬くクセがあります。
もちろんそれはタフで堅牢であるという言い方もできますし、まさにそれこそがバブアーのワックスジャケットの他にない魅力なわけですが、気になる人は気になるかもしれないので。
3. 保管に結構気を遣う
バブアーのワックスジャケットは保管に結構気を遣います。
オイルドコットンはやはりクセのある素材なので、何も考えずにクローゼットに入れておくと、他の衣類に臭い移りしないかだいぶひやひやします(笑)。
それに、何よりも気をつけるべきは……そう、黴です。
実はオイルドコットンってかなり黴の温床になりやすいんですよね。
一度、「クローゼット内だと空気がこもるから外に出しておこう」と考えて壁にかけておいたことがあるんですが、壁とくっついていた部分に白い黴がどわーっと……なんてこともありました。
いやー、あれは思い出したくないですねー(遠い目)。
4. 完全な保温性はない
バブアーのワックスジャケットは風を通さないので、防寒性はそれなりにしっかりあります(個人的には、世間で言われている以上にある、と思いますね)。
ただ基本的に中綿は入っていないので、あまり高い保温性は期待できないかもしれません。
例えば、雪の降る日でもバブアーを一枚着ておけばOKという感じではないですね。もちろん、この辺りは個人の感じ方次第なのですが、あくまで僕の所感としては、そういった感想が偽らざるところです。
5. 流行りすぎてしまった!
正直、これをデメリットとして挙げるべきかは悩んだんですが。
以前にくらべると、街中でバブアーを見かける機会は間違いなく各段に増えました。
芸能人にも愛用者が多く、そういえば以前、月9ドラマで坂口健太郎さんも着用されていましたね。
出典:クランクイン
(うーん、こんなに似合う人がいるんだな……)
いやあ、まさかバブアーがここまで日本でも流行ってしまうとは、10年前は想像もつきませんでしたねえ。
デメリットに対する5つの対策は?
1. 脱いだときは裏返して畳む
バブアーの、周囲への臭いやオイル移りを防ぐ手っ取り早い方法は、脱いで、裏返して畳んでしまうことです。
こうすることで、オイル移りはもちろん、周囲へ臭いが伝わるのもほぼ抑えることができます(すぐそばに鼻をを近づけてもわからないぐらい)。
なので、満員電車や自動車に乗るとき、あるいはお店に入ったときなどは、ぱっと脱いで、裏向きに畳んでしまいましょう。
ちなみにハンガーラックに一時的にかけておくときも、他の衣類へのオイル移りが気になる人は、裏向けてハンガーにかけておくのがベストだと思います(とはいえシーズンをまたいで保管するときは、そうすると黴が生えやすくなるのでおすすめしません。あくまで一時的にです)。
2. ピーチスキンも検討する
出典:Barbour
どうしてもワックスジャケットの重みやごわつきが気になる人は、ワックスジャケットではない、こちらのノンワックスジャケットも考慮に入れるべきかと思います↓。
ピーチスキンと呼ばれるノンオイルドコットンは僕も袖を通したことがありますが、軽くて、本当にくらべものにならないぐらいさらっと羽織れます。ライトアウターが欲しい人は、ぶっちゃけこちらのほうがおすすめですね。
とはいえ、やはりワックスジャケットにしか出せない雰囲気があるので、この辺りは痛し痒しかも。
3. 不織布カバーがあると劇的に保管が楽
バブアーのワックスジャケットを保管する際は、
- なるべく風通しをよくすること
- 湿気を溜め込まないようにすること
- 他の衣服への臭いやオイル移りを防ぐこと
この3つに気を遣う必要があります。
そこで僕が利用しているのが不織布の衣類カバーです↓。
不織布カバーは通気性が良くて防カビ効果があり、もちろん他の衣類との接触も防いでくれます。ちなみに、これはバブアーの販売とリペアを手がける店員さんに聞いた方法なので、間違いないはず。
とはいえ、いくら不織布カバーに入れたとしても、やはりクローゼットではなくハンガーラックで保管するのが無難でしょうね。
いやー、バブアー専用クローゼットがあれば何も問題ないんですけどねー。
4. ニットやインナーダウンを合わせる
バブアーの保温性が足りないときは、インナーに保温性の高い服を合わせることで解決できます。
個人的におすすめしたいのはまずニットですね。バブアーとは相性がいい服の一つです。
そして、もう一つがインナーダウン! 近頃は安くて保温性が高く、しかも嵩張らないものが多いので、がっつり寒い日にはこちらがおすすめです。
実はバブアーにもインナー用のライナーがあったりします↓
まあお値段が結構するのでおすすめかと言われるとちと微妙なんですが……ワックスジャケットとも相性抜群なのは言うまでもありません。なにせバブアーのライナーなので。
これらがあれば、寒い日でも問題なくワックスジャケットを着て出かけられます。
5. 流行り過ぎも仕方ないのだ!
バブアーはやはり一気に流行ってしまった感は否めません。とはいえ、それも仕方がないと思います。
だって、バブアーは格好いいのだから!
もはやただの開き直り……という意見は置いておいて(おい)。
ただ、それでもまだまだ「以前にくらべれば」というレベルだと思います。ユニクロやGU並みにかぶる、といった流行感は肌感覚としてはまったくありません。
というか、街中でバブアーを着ている人とすれ違ったとき、僕はむしろ、
(……ほほう、あなたはそのモデルですか。いいですねえ)
などと心の中で呟き、にやにやしています(笑)。この気持ち、結構バブアー好きならわかってもらえるんじゃないかなー。
なので今ぐらいの流行り方であれば、僕はむしろ全然ウェルカムだと思っていたり。
バブアーの各モデルの特徴や、どれがどんな人におすすめなのか知りたい人は、ぜひこちら↓を参考にしてください。
まとめ
手のかかる子ほど可愛い!それがバブアー!
どんなものにもデメリットや欠点は付き物。大事なのは、それに納得した上で買い物ができるかどうかだと思います。
バブアーにもいくつかデメリットと呼べるものがあります。ただ対策をしっかり理解した上で購入すれば、それらもだんだん服の個性だと感じられるようになるはず。
手がかかる子ほど可愛い! バブアーのワックスジャケットは、まさにそれを地で行くアイテムだと言えます。
ちなみに僕が愛用しているモデルはビューフォートと、
こちらのゲームフェアです。
あれこれ比較&検討しながら、ぜひお気に入りの一着を見つけてください。
購入はできれば実店舗で試着の上でがおすすめではあるんですけど、お住まいの地域によってはなかなかそうもいかない人も多いはず。
ネットでは定価よりもかなり安価で購入できる場合も多いので、ぜひ一度↓から価格をチェックの上、間違いのない購入をしてください。
デメリットすらもまた愛すべき個性。すなわち、それがバブアー!
ぜひお気に入りの一着を見つけてください!
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