こんにちは、スティーブです。
コートやジャケットのタグやラベルは、一般的には取るもの、切るものと言われています。
けど……本当にそうなのか?
「わからんことは聞いちまえ」の精神でメーカーに問い合わせてみた結果、意外な返答が得られたのでご紹介します。
コートのタグやラベルを取り外すべきかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
タグを取るべきか否か、メーカーに問い合わせてみた
僕は先日、こちらのチェスターコートを購入しました。
MAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)のSUPER140Sウールプライムオーバーセミダブルチェスターコートです(名前長い……笑)。
メゾンスペシャルさんは個性的なデザインと抜群のコスパで有名なドメスティックブランドです。ZARAとのコラボも話題なので、すでにご存知の方も多いと思うんですが。
このコート、袖のタグがミシンでしっかり縫われてたんですよね。
裁縫用リッパーで取ろうとしたんですけど、目が本当に細かくて、うまく取れそうにありませんでした。
「……あれ? これ、取れなくない? っていうか、ひょっとして取るものじゃないのか?」
考えていても埒が明かないので、もう思い切ってメーカーに問い合わせてみました。
以下が僕が窓口に送ったメールです。
本来タグは取るもの、と私は認識しているのですが、こちらのコートのタグは四隅をミシンでしっかりと縫い付けられているため、ひょっとして取らずに着用するものなのだろうか、と迷っています。
メゾンスペシャル様ではどちらを推奨しているのか、ご回答いただけますと幸いです。
その結果、メゾンスペシャルの窓口様からこのようなご回答をいただきました(ありがとうございます!)。
本来であれば仰るとおり取り外すものですが、弊社ではつけたままでも着ていただけるデザインのタグとして拘っております。そのため本来よりやや強めに縫い付けてありますので、結論としましてはどちらでも着ていただける仕様です。
結論:タグもブランドのこだわりであり、外さなくても着られる仕様!
常識や慣例からすると、ちょっと意外なご回答をいただきました。
(いやまあそうだよね、これ本当に外すの難しいもん……)(こんな感じの先端が尖った裁縫用ハサミを使わないとまず無理ですね……)
もちろんこれはメゾンスペシャルさんからのご回答であり、よそのブランドで外しやすいように仮縫いしてあるだけのタグなら、たぶん外すのが正解なんでしょう。
ただミシンでしっかり縫われている場合、それはそのブランドからの提案であり、外さないのも正解かもしれません。
その場合、取るも取らないもユーザー次第ということのようです。
タグを取らないメリット
タグを取らないことにはメリットもあります。
それは、購入した製品を手放すとき、タグありのほうが都合がいいということ。
近頃はリユース志向の普及もあって、そもそも手放すことを前提に服を買う、という人も多いんじゃないでしょうか。
いやー実際、服好きほどマジでクローゼットに収まらなくなりますからね……。僕や、僕の家族もだいぶやばい状態ですし……。
メルカリなんかで服をやりとりするとき、タグが付いているとより完品として好まれる傾向があります。いわゆるリセールバリューが高いというやつです。
まあ実際に買い取り価格がそこまで高くなったりするかどうかはケースバイケースですけど、より気にかけてもらえるのは間違いないんじゃないかと。
まとめ
タグを取るか取らないかは各ブランドとユーザー次第
コート袖のタグやラベルは外すのか外さないのか。検索してみると、「取らないのはおかしい」「必ず外せ」「ダサい」という断定的な回答を結構見かけます。
ただ、もはやそんな慣例もブランドによっては当てはまりません。
もちろん、基本的には外すもので間違いないと思います。
けれど、袖に付けられたデザインタグを見て脊髄反射で「間違ってる」とか、まして「恥ずかしい」と断じるのももう間違いのようです。「それが常識だから」で思考停止していると、さらに大切なことを見落としちゃうかも。
コートやジャケットのタグを取るか取らないかは、自分の好きなブランドの提案を受け入れるか、つまりユーザー自身が恰好いいと感じられるかどうか、のようです。
ぜひ自分の納得のいくコーディネイトを楽しんでください!
ちなみに今回、貴重なご回答をくださったMAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)さんの商品はこちら↓から。
マジで格好良く、かつ抜群のコスパを誇る一押しのドメスティックブランドなので、気になった人はぜひ!
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